学術集会

日本メンタライゼーション研究会学術集会とは

 日本メンタライゼーション研究会は「開かれた学術集会」の開催を目指して、2022年度に会員制に移行しました。そして、2023年2月11・12日には、特別講演にジョン・アレン先生をお迎えし、会員制に移行後、初めての学術集会を開催し、2023年12月2日・3日には、特別講演にニコル・ミューラーをお迎えし、「私の現場のメンタライジング」と題して、多職種による現場での実践を紹介していただきました。
2024年12月6日・7日・8日には、5年ぶりにアンソニー・べイトマン先生が来日され、「出会いが作るメンタライゼーション~到達点と課題」と題して、それぞれの活動について発表をしていただきました。

 2025年度については、2026年2月21日・22日に京都で開催をいたします。今回は、「様々な職種でのメンタライゼーション~協働の難しさを共に考える」と題して、昨年同様、会員だけでなく、会員以外の方々にも広く開かれた大会となります。

※当研究会への入会について、 入会審査には1か月程度要する場合がございます。学術集会だけでなく、サロンや不定期のシンポジウムの参加など、会員特典もございます。ご興味のある方は、お早めに入会申し込みをお願いいたします(年会費5000円)

※学術集会において非会員参加を申し込まれた後に、研究会に入会なさった場合、学術集会の差額返金はできません。入会のご予定がある方は、先に入会をなさった上で、参加申し込みをなさってください。
(今年度、当研究会入会後、第5回学術集会参加を希望される場合、当研究会への入会申込の締め切りは2026年1月13日となります。ご注意ください。)

 ☞入会案内

 

第5回日本メンタライゼーション研究会 学術集会
テーマ『様々な職種でのメンタライゼーション~協働の難しさを共に考える』

【日本メンタライゼーション研究会 会長ご挨拶】            

 2017年に発足した日本メンタライゼーション研会は、2020年2月、第1回学術集会を京都・同志社大学で開催する予定でした。しかし急拡大したパンデミックのため直前に中止となり、その後オンラインで始まった学術集会は2026年、石谷真一実行委員長を中心に同じ同志社大学で開催する日を迎えました。心理療法として開発されたメンタライゼーションですが、それは異なる人同士、患者と治療者、家族同士、グループ、多職種、多機関の人同士が共にこころを見る姿勢として重要さを増し、医療だけでなく福祉、学校教育、保健へと分野を広げています。実践する人たちの中には発見と、協働することの難しさの経験が蓄積しているでしょう。京都・関西という地域福祉をはじめ各分野の向学の志が高い土地で、それらの知見を大いに議論できる会となることを確信しています。 これからメンタライゼーションに触れ、実践しようという方にも学んでいただけるプログラムも充実させてご参加をお待ちしております。                       

 日本メンタライゼーション研究会 会長 崔炯仁

【第5回学術集会 実行委員長ご挨拶】

 今会の大会テーマは「様々な職種でのメンタライゼーション~協働の難しさを共に考える」です。多職種の方々がメンタライジングを日々の実践に取り入れる中でぶつかる問題や難しさについて、非会員の方も含め共に考えようという趣旨です。同じテーマのシンポジウムはもちろん、今回は会員自主企画もプログラムに新たに加え、広く語り合い交流できる機会を増やしました。 特別講演にはライトハウスMBTで知られ日本でのメンタラジングの発展に強い関心を寄せてくださっているジェリー・バーン先生がこの大会のために来日くださいます。 一般演題や協同思考法も例年通り実施します。教育・入門セミナーと特別講演についてはオンラインでの配信も予定しております。どっぷりとメンタライジングにつかる二日間を早春の京都で過ごしてみませんか。どうぞふるってご参加ください。                              

第5回日本メンタライゼーション研究会学術集会 実行委委員長 石谷真一


 ☞参加申込はこちらから


【概要】

 1 テーマ 
  「様々な職種でのメンタライゼーション~協働の難しさを共に考える
 
 2 会期  

  2026年2月21日(土)・22日(日)
 
 3 会場 
  同志社大学 新町キャンパス
 (京都府京都市 https://www.doshisha.ac.jp/information/access/index.html

 4 形式
  対面開催
 (特別講演と入門セミナの一部を後日オンラインで配信予定(有料))

  日本メンタライゼーション研究会 会長 崔 炯仁
  第5回学術集会 実行委員長 石谷 真一

【プログラム】

~2月21日(土)~
(1)開会挨拶 (9:30~)

(2-1)自主企画1 (9:45~11:45)
 第5回学術集会では、初めての企画として、会員が自主的に企画・運営を行う会員自主企画というプログラムを用意いたしました。つきましては、この会員自主企画の募集を行います。
 本企画では、興味関心を共有する会員同士が自主的にディスカッションや交流を深めることで、臨床家・研究者がゆるやかにつながれるネットワークが作られ、そこからさらなる議論やアイデアが生まれる場が創出されること、また、特定のテーマについて集中的にディスカッションをすることで、他の企画での理解をさらに補完・深化させられることを目指しています。
  会員自主企画では、応募者および企画内の登壇者をすべて会員に限らせて頂きます。応募をお考えでまだ会員になっておられない方は、まず入会申請を行ってください。会員として承認された後にご応募ください。
自主企画申込はこちら

(2-2)入門セミナー (9:45~12:00)
『メンタライゼーション入門セミナー:~Not Knowing Stance(不知の姿勢)を体験しよう!~』
講師:崔 炯仁

 本セミナーは「メンタライゼーション」の入門講座に加え、実演やロールプレイを通じて「Not Knowing Stance(不知の姿勢)」を体験的に理解しながら学ぶためのワークショップです。皆様のご参加をお待ちしています!
 参加申込について: 円滑な会場準備のため、申込フォームにて事前の参加予定をお伺いしておりますが、当日のご予定変更や飛び入りでのご参加も可能です。

※講義〜デモンストレーションについては後日オンライン配信(有料)予定です。
※ロールプレイおよび全体シェアは現地のみの実施となります。

(3)一般演題 (13:30~15:30)※進行により終了時間の変更があります。
 一般演題は、特定のテーマについて個人またはグループで発表するものです。
 MBT(メンタライゼーションに基づく療法)の実践、メンタライジングを活用した様々な現場での臨床実践、多職種で協働しての取り組み、あるいはメンタライジングに関する実証的研究など、メンタライジングの臨床や研究に関する様々な取り組みなど幅広い内容を取り扱います。
  第5回学術集会では、この一般演題を募集いたします。学術集会をともに盛り上げていただけますよう、ふるってご応募ください。
 なお、一般演題への応募は会員の方に限ります(連名の方は非会員でも可)。応募をご希望で、まだ会員になっておられない方は、まず入会申請を行ってください。会員として承認された後に、一般演題への応募をお願い申し上げます。
 ☞一般演題申込はこちら

(4)特別講演 (15:45~18:15)
講演者:Gerry Byrne
「様々な影に潜む不信を引き出す:多職種の共同で創る認識的信頼」
Bringing mistrust out of the shadows:Co creating epistemic trust in collaboration with other professionals

 不信は私たちの組織や専門職の役割の陰にはびこり、しばしば患者/クライアント/ケアを求める人々の陰に潜む過去から噴出するーー 時に私たち自身の影と交錯しながらーー この講演では不信を明るみに出し、健全な不信を信頼すべき時とは何か、人間関係の自然光の下で、信頼と不信の均衡をいかに築くかを探求します。
Bringing mistrust out of the shadows: Co creating epstemic trust in collaboration with proffesionals.
Abstract: Mistrust flourishes in the shadows of our institutions and our professional roles, and erupts, often, from the shadowing pasts of our patients/clients/careseekers - sometimes interacting with our own shadows - this talk will bring mistrust out into the open and explore when it is good to trust in healthy mistrust and how to establish a balance of trust/mistrust through the natural light of human relations…

 ※1日目終了後、懇親会を企画しています(参加費5000円)
  (アマークドパラディ寒梅館)(19:00~20:50)

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 ~2月22日(日)~
 (1ー1)自主企画2 (9:30~11:30)

 (1ー2)Thinking Together (9:30~11:30)
 例年好評いただいている“Thinking Together”を今年も企画しています。“Thinking Together”は、患者/クライエント/相談者への理解を深めたり、対応方法について検討する一般的な事例検討やカンファレンスとは異なります。支援に行き詰まりを感じたり、困難を一人で抱え込んだりといった、困った状況に陥ることはありませんか?そんな時に、チームメンバーがともに感じ考えることで、支援者を支える枠組み、それがThinking Togetherです!当日は、実施法のレクチャーの後、実技デモを見てから実際に参加者のみなさんに小グループに分かれていただき、“Thinking Together”を行います。このワークショップは、メンタライジングを体験的に感じるよい機会になると評判です。ぜひ、一緒に体験しましょう!参加をお待ちしています。

 (2)会員集会 (12:30~13:00)

 (3)シンポジウム (13:00~16:00)
 テーマ:様々な職種でのメンタライゼーション ~協働の難しさを共に考える
 シンポジスト:足利安武(児童福祉)
        山脇瑞花(司法)
        野村裕美(社会福祉)
        大川満里子(教育)
 指定討論:白波瀬丈一郎(医療/産業保健)
 司会:池田暁史
    中西桃子

 (4)閉会挨拶 (16:00~)
 ※当日は進行の都合上、表記の予定時間にずれが生じる場合もございます。あらかじめご了承ください。

【参加 申込手続】

1 参加費
 ①会員(一般):6000円
 ②会員(学生):4000円
 ③非会員(一般):9000円
 ④非会員(学生):7000円
 ⑤懇親会:5000円
 ※ご入金後の参加費等の返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
 ※参加資格:守秘義務を有する専門職および専門職訓練を受けている大学院生

2 申込期間
  2025年10月15日~2026年1月31日
 ※入金締切は2026年1月31日となります。

 3 申込サイト
   以下のサイトより申込手続きを行ってください。
   参加申込フォーム

  ※なお、本学術集会は、臨床心理士研修ポイントを申請する予定です。
   臨床心理士資格をお持ちの方は、登録番号を記載してください。
   承認されましたら、後日連絡させていただきます。

【自主企画 申込手続】

自主企画申込期間:10月15日~11月30日 

お申込みは、
①募集要項をご一読のうえ、②申込書にご入力いただき、③フォーマットを用いて企画書を作成し、申込書と企画書を事務局(mentalization.office@gmail.com)までメールでご提出ください。

奮ってのお申込みをお待ちしております。

 <書類は以下よりダウンロードできます。青字をクリックしてご覧ください>

①自主企画 募集要項(PDF)

②自主企画 申込書(EXCEL)

③自主企画 企画書(WORD)


【一般演題 申込手続】

一般演題申込期間:10月15日~11月30日 

お申込みは、
①募集要項をご一読のうえ、②申込書にご入力いただき、③抄録様式を用いて抄録を作成し、申込書と発表抄録を事務局(mentalization.office@gmail.com)までメールでご提出ください。

奮ってのお申込みをお待ちしております。

 <書類は以下よりダウンロードできます。青字をクリックしてご覧ください>

①一般演題 募集要項(PDF)

②一般演題 申込書(EXCEL)

③一般演題 抄録様式(WORD)


☞ フライヤー(PDF)はこちら